先輩保育士インタビュー(聞き手:ポケット・クリエイション/2017年10月時点)
育児休暇中の保育士
あけぼの保育園に2013年から勤務。2016年12月から産休に入り、今年2月に女の子をご出産。
現在は育児休暇中ですが、ちょくちょく親子で遊びに来ているそうです。
Q 鶴見あけぼの保育園に勤めることになった経緯を教えてください。
新卒で最初に勤めた保育園は、とにかく忙しくて、毎日残業するのが当たり前の保育園でしたが、とても働き甲斐があって、社会勉強にもありました。ただ、「結婚や子育てをするにあたっては、働き続けられない場所だな」って思い、三年間働いてから鶴見あけぼの保育園にきました。
Q 鶴見あけぼの保育園のことはどうやって知ったのですか?
たまたま派遣会社がすすめてくれたのがきっかけです。
Q 実際に働いてみて、園の保育方針や産休・育休に対する考え方など、いかがでしたか?
前の保育園とは180度くらい方針が違って、子育てに対しても先輩職員の理解があるし、保育の仕方もとても勉強になり、共感することもすごくたくさんありました。
産休、育休もきちんと取れるし、妊娠していた時期は、すごく周りの職員はやさしかったし、育休中もこうやってよく遊びに来させてもらったりしています。
Q 妊娠中の勤務に不安はなかったですか?
「体調不良で迷惑かけるかもしれない」というのはもちろんありましたけど、周りの先生たちは、「そんなの気にしないで」「重いもの持たなくていいよ」ってすぐに助けてくれたり、こっちが申し訳なくなるくらい温かい目で見守ってくれたので、すごく働きやすかったですね。
園児たちも、おなかが大きくなってきたら、「おなかに赤ちゃんいるの?」とか、おなかを触って「今、起きてる?」「元気?」とか、いろいろ気にかけてくれました。園にいることは胎教にもいいかな、と。あけぼの保育園では歌うことが多いので、子どもたちの元気な歌声もすごく私はうしかったし、ピアノの音もそうだし、家で静かにじっとしているよりも働いていたほうがすごくいいんじゃないかなって思っていました。
Q 鶴見あけぼの保育園の特長はどこにあると思いますか?
今、自分の子どもを入れる保育園を探していてすごく思うのは、英語教育、体操、リトミックなどオプション的なものをつけている保育園が多いということです。あけぼの保育園では、そうしたことがなくて、子どもたちが外で一杯、思い切り身体を動かして遊んでたり、上の子たちが下の子のお世話をしたり、気にかけて一緒に遊んだり、いろんなことを教えたりとか、そういう光景がいつも見られます。上の子たちもそのなかで、心が育っていくし、下の子も大きい子たちにやさしくされたり、お世話をしてもらうなかで、「自分たちも大きくなったらそういうふうにしよう」という気持ちが育ったりしていきます。
いっぱい遊んで、おなかがすいたら保育園に帰ってきて、ご飯をいっぱい食べて、そして、疲れて寝るという、当たり前のようでなかなかできていない生活が、とても自然にできていることが特長だと思います。
Q 育休後は、また復帰するのですか?
はい。私以外に育休を取っている先生が2人、産休を取っている先生が2人いて、私を含めて5人いますが、全員、復帰の予定です。
今まで産休、育休あけて復帰した先生たちを見ていると、時間短縮で働いている先生が多いですね。あけぼの保育園は、復帰後の相談もしやすいですし、なるべく希望に沿うよう配慮してくれるのですごくありがたいです。
保育士をやめない限りは、あけぼの保育園にいたいですね。
※2018年4月に職場復帰しました。
1年目(他の保育園から転職)
結婚を機に他の保育園からの転職。2017年4月からの勤務。茨城出身、フリー保育士。
Q 鶴見あけぼの保育園で働くことになった経緯を教えてください。
結婚を機に引っ越してきて、近場で保育園を探していました。以前、働いていた保育園は、文字書きや体操など、子どもたちは先生が提供した保育についてくるという感じだったので、私はもっと子どもたちが伸び伸びと自由に、自分がしたい遊びができる保育園で働きたいなとずっと思っていました。それで探したらあけぼの保育園が見つかりました。
Q 働いてみてどのように感じますか?
子どもたちは自由な時間が結構長いといいますか、先生が何かを教えるというよりは、自分たちで自分がしたい遊びを見つけて、一人ひとり違う遊びをしたり、好きなことを続けられるというのがいいなと思っています。散歩もよく行って、自然にたくさん触れ合える機会があるので、子どもの成長にとてもいいことだなと思っています。
Q 勤務時間とか、働きやすさの面ではいかがですか?
勤務時間は、たとえば、早番だったら7時から15時までときっちり決まっています。だらだら残って仕事をしている先生もいなくて、終わったら着替えて帰るっていう感じなんで、あとは自分の時間に使えます。以前働いていた園では、早番でも夕方の6時までと長い勤務でしたが、ここは遅番だったら10時に来て夜の8時までときっちり区切られています。残業も少ないので魅力的だと思いました。
Q あけぼの保育園はどうやって探したのですか?
保育の転職サイトがあって、そこに登録して、「自然の保育園」とか「のびのびできるところがいいんです」というのを伝えて、紹介していただきました。
最初に見学に来たときも、先生たちがすごい笑顔で対応してくれたり、先生同士の会話もとても和やかだったので、安心して選びました。
Q 保育士として職場を探している方に鶴見あけぼの保育園の魅力など、伝えたいことはありますか?
私と同じように、「先生が教えて子どもがついてくるという保育ではなくて、子どもたちがのびのびと好きな遊びを見つけてほしいな」という方には、鶴見あけぼの保育園はおすすめです。
たとえば、子どもがブロック遊びをしていてごはんの時間になったときに、「じゃ、みんな片付けて。はい行きますよ!」っていう感じじゃなくて、その子がやりたいんだったら、「じゃ、もうちょっとしたらおいでね」とか。その子がやっている遊びを大事にして、区切りがいいところで、自分でおなかがすいたら自然に次の行動に移ります。自分がとことんできる分、ブロックもすごく凝ったものが出来上がってくるし、そういうところが子どもにとってもほんとにいいと思います。
「子どもを大事にした保育がしたいな」って思ってらっしゃる方には、自分の保育感との矛盾がなく働けるのではないかなと思います。
8年目(男性保育士)
2010年4月から勤務。鶴見出身。3歳児クラス担当。
Q 保育士になろうと思ったきっかけを教えてください。
大学卒業したときに別にやりたいことがなくて、自分探しを始めました。初めて保育園でアルバイトをしたら楽しくて、専門学校に行きなおして資格をとりました。で、専門学校の実習であけぼの保育園にきてすごく楽しかったので、実習中に「就職したいです!」っていう話をして、面接を受けました。
Q 実習中に「就職したいです!」と思った決め手は?
まず子どもたちが生き生きしていたっていうのと、職員同士も仲よさそうだったし、保護者との関係もいい意味で近いというか、とても親しげに話している姿を見て、すごく雰囲気がよくてあったかい職場だなと思いましたね。
それで、「働きたいんです」って言って。でも「空きがないんだよね」って言われて。「じゃ、待ちます」。実習は8月だったんですけど、やっと12月になって「空きました。よかったら面接来ませんか?」と連絡がきて。ひたすら待ち続けていたので、うれしかったです。
Q それから8年たったということですね。先生同士の意見交換はどのような感じですすめているのですか?
子どものことを一番考えている職員集団があって、で、子どものために何が一番いいのか話し合っていく、そういう関係性も素敵だなって思っています。
意見交換というか、「こうしたいんですよね」っていう話をすると先輩たちが「こうしたらいいんじゃない?」っていうアドバイスをしてくれて、「それいいね!」とか。子どもにとって一番いい形をみんなでつくっていますね。
大切にしているものは皆で共有できているのでそこから外れないようにしつつも、若い先生たちが思ったことを吸い上げてくれて、それプラス、「大事なことはこうだよね」っていうコミュニケーションができていると思います。
Q 保護者との距離感も近いということですが、具体的にどういう点で感じますか?
保護者の方々も保育方針や園が大事にしていることを理解してくれている方が多いので、我々がやっていることもしっかり受け入れてくれるし、認めてくれたり支えてくれることがすごくありますね。自分が困ったときもすごく支えられたので、うれしいですよね。
Q 困ったときに保護者の方に支えられたというのは?
「これ、やっていいのかな?」って悩んでいたときに、保護者の一人の方が「大丈夫。しっかり子どものことを考えてくれているんだから、自信を持ってやってください!」って言ってくれて、それがすごくうれしかったですね。
お父さんたちもいろいろ手伝ってくれます。プール設置のときも6、7人くらいで重たいプールを作って。そうやって一つの目的で動くっていうのも楽しいですよね。いい雰囲気でやっています。
Q 卒園児との交流は今でもありますか?
卒園してもちょこちょこ来てくれて、「ドッジボールしようよ」「キャッチボールしようよ」って言って、一緒に遊んでくれます。カブトムシくれたりとか、今でも関係が続いていますね。そういうふうに、いつでも帰ってこられる、安心できる居場所なのかなって思います。こちらも逆に元気をもらうっていうか、小学校に行っても楽しんでいるんだなっていう話も聞けるし、そこはすごくうれしいですね。
趣味で「よさこい」を踊っている松本先生。運動会では、子どもたちに負けないように、全力でがんばっています!